赤ちゃんの血液検査: 病気を未然に防ぐ、予防医学のすすめ

病気になる前に防ぐ、予防医学のすすめ
疾病の発生を未然に防ぎ、生活習慣を改善し自然治癒力を増強、健康を維持しよう

病気にならないように未然に防ぐ医学を予防医学といいます。疾病予防や寿命の延長、身体的・精神的健康をはかり、健やかな毎日を送りましょう

赤ちゃんの血液検査

予防医学、予防医療の中には、病気の可能性をなるべく早期に発見し対処する、という要素というのも含まれています。 そのためさまざまな検査や健康診断の実施が行なわれています。

生まれて初めて赤ちゃんが受ける血液検査は、おそらく“先天性代謝異常検査”になるでしょう。 “先天性代謝異常症”とは、特定の酵素が遺伝子の変異により欠損してしまい、代謝の過程に問題が生じてしまう疾患をいいます。

発生するのは数万人に1人とごく少ない頻度なのですが、万が一発症すると、知的な発育が遅れたり、身体的に異常が生じるなどの障害がおこることがあります。 この病気は残念ながら治のが困難な場合が多いのですが、早期発見、早期治療により中には知的障害を防げることもあるそうです。

検査を受けよう

大抵検査は、出産後の入院中(5〜7日目)のあいだに行なわれます。 やり方は赤ちゃんのかかと部から採血し、検査機関にまわして結果が出るのを待ちます。
赤ちゃんの血を採血をする際に、母親が立ち会えるかどうかはその病院によるかもしれませんが、 赤ちゃんがびっくりして泣いたりしてもたくさんの血を採るわけではないので、特に心配はいりません。

そのほかホモシスチン尿症やフェニールケトン尿症、メイプルシロップ尿症、クレチン症、ガラクトース血症、 副腎過形成症などの疾患についても調べることがでるそうです。

この先天性代謝異常症は、赤ちゃんが生まれて間もない時期に検査、発見し、症状が現れる前に適切な治療を開始することが重要です。 このように病気の可能性を早期に発見し、重症化を防ぐためにおこなう検査も予防医学のひとつと言えます。 赤ちゃんがすくすく元気に育つために、ぜひ受けたほうがいい検査ですね。

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よっしー

健康を維持し、健やかな毎日を過ごしたいですよね。
病気になる前に、未然に防ぐ「予防医学」というものに興味を持っています。 まずは日頃の生活習慣を見直し、健康な体づくりを意識することから始めていこうと思っています。
予防医学について、少しずつ学んでいきましょう。

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